2008年11月29日

一期、一会

本日のBGM:渡辺美里「10 years」from"M・Renaissance"







渡辺美里のベスト、いつだったか忘れたけど、ブックオフで衝動買いしたんですよね。
なんかあんまり聴いてなかったんですが、思い立って昨日から随分リピートしてます。
3枚組なので、飽きないですね。
ま、2枚目は夏の曲ばかりを集めてて、この寒い時期に「サマータイム ブルース」なんかを聴いてもテンションは上がらないんですが(笑)
それにしても、「My Revolution」を聴くと複雑ですね。
小室哲哉の迷走がね、もったいなく感じます。
まぁ、音楽をストイックに追求するか商業音楽の道を進むか、そこでアーティストとしての器が分かれるんですけどね。

安室ちゃんなんかは小室の呪縛から離れて大成してますからね。
最近では我らがヒムロックと交流もあるそうで。
やっぱり、繋がるんですよ。
直接の繋がりとしては、安室ちゃんのツアーに、氷室のサポートメンバーであるギタリストの本田毅が参加してて、それでお互いのライヴへ足を運ぶようになったそうですけどね。

さて。
昨日は病院で偶然の再会をしました。
去年の秋から3ヶ月参加していた認知行動療法でご一緒してた男性と。
やっぱり皆さんスケジュールがバラバラなので、診察で会うこともないんですよ。
今年の1月にプログラムを終えて1ヵ月後の経過報告があったんですが、そのときも3人しか集まらなくて、彼も来れなくて、ほんと、去年の12月にプログラムが終了してそれっきりだったんですよ。

彼は研究者なんですが、随分と苦悩してました。
認知行動療法のプログラムをこなすにも苦労してました。
こだわりが強くて、完璧主義者でした。
うまく折り合いをつけるということが苦手で、苦悩していたのが印象的でした。
そして、そのグループワークを引っぱっていた俺としては、彼のその後がすごく気にかかってました。
ふとした瞬間に思い出したりしましたからね。

しかしまぁ、昨日もほんとに不意打ちでね。
俺が病院へ行き、血圧を測って待合室に戻ったんですが、待合室の中でもテーブル席だったんですよ。
そこで、右サイドに随分と臨床心理学の文献が平積みされてたんですね。
「こんなもの読む奴、どんな奴だ?」と思ってたんですが、そこの座席は空席。
人の気配を感じてふと見ると、彼だったんです。
お互いに、「あっ!!」って感じで。

覚えてくれていたのが嬉しかったですね。
そして、お互いの近況報告をしました。
俺は転職にまつわる苦悩、そして、今、管理職として働いていていること、そしてバンド活動は辞めて小説家を目指していることを話しました。
彼は色々あったようです。
仕事をやめ、その後胆石が見つかったんですが状態がひどくて胆のうを摘出してしばらく入院してたそうです。
胆のう摘出もそうすんなりできるわけじゃないんです。
膵臓や肝臓に炎症が広がると、炎症が引くまで手術ができないんですよ。
彼は、「胆石で苦しかったのも精神に少なからず影響してたんでしょうね」と仰ってました。
その後は無職であることを生かし、農業を体験したり、今まで自分がしてこなかったことを積極的に経験したそうです。

なんだか、その話をしている彼の目が、すごく輝いてたんですよね。
生き生きしてたし、前向きに感じられた。
上目線になるわけじゃないけど、ワークの時には一切感じられなかったことなので、それが嬉しくて。
彼が前向きになることに、自分が少し役立ったと思えると、嬉しかったですね。

でまぁ、なんか再会ということ自体が嬉しくて、小説について色々話してしまいました。
というのも、彼は副業で論文のゴーストライターをしているらしいんですよ。
「文章を書く」ということに関しては、同じフィールドにいるんですよね。
俺も珍しく、自分の小説観を開帳しちゃったわけですが、すごく共感してくれてね。
マイノリティを知ってる(肌で感じてる)こと、そして、そのマイノリティのトレンドを柔軟に取り入れようとしていることは素晴らしいし、なんてことを言ってくれたんですが、一番嬉しかったのは、「マジョリティの中に潜むマイノリティのマインドを突き動かすことができるんじゃないですか」という一言。
俺の理想でもあります。
マジョリティに属するマイノリティのマインドを持った人間に訴えかけたいというのは、自分のコンセプトにありますから。
もちろん、脳みその中でだけ疑似体験してもらえればいいんですけどね。
「○○さん(俺)の小説を読んで、会社を辞めちゃいました」なんていうのは、本望ではない。
でも、そういうところを見抜いてくれたのがすごく嬉しくてね。

彼は逆に、俺が無から有を生み出そうとしていること、そしてそのスタンスを羨ましがってました。
「僕はそういうのできないですから。存在しているものを追求することしかできないですから」って。
俺は俺で、「リベラルでジャーナリスティックに文章を書くことができないので、羨ましいですよ」なんて返してみたり。
で、お互いに、「ないものねだりですね(笑)」と笑い合って。

彼は俺に、ゴーストライターとしての名刺を渡してくれました。
まだ連絡をしてないんですが、そのうち連絡したいと思ってます。
この繋がりは大切にしなきゃいけないと、本能的に感じるんですよ。
なのでね、お互いに本名を知らない間柄ですが、これから色々と情報交換ができたらいいと思ってます。

人の出会いというのはわからないものです。
いくつになってもね。
認知行動療法は俺のターニングポイントではあったけど、参加者の方々との繋がりという面では期待もしてなければ、何も求めていなかった。
だけど、ひょんなことでこういう繋がりが生まれる。
人って不思議ですね。
というよりは、やっぱり担当してくれた臨床心理士の先生に感謝すべきかもしれません。
彼女の雰囲気作りが、俺たちを変えてくれたんですから。
参加者の自発的な行動も大きいにせよ、ね。

そんな偶然の再会もあって、すごくハッピーな気分ですよ。
俺ってつくづく、出会いに恵まれてると思います。
これからも、出会う人一人ひとりを大切にしたいと思います。
もちろん、今交流している仲間たちもね。
出会いには必ず意味がある。
たとえ、断絶してしまう未来があってもね。

さて、明日明後日は仕事です。
珍しく土日両方とも出勤なんですよ。
まぁ、朝のラッシュがないので気楽なもんです。
最近随分と電話が鳴るので、疲れそうですけど、ね。
だいぶ余裕は出てきましたけどね。
休日に出かけることができるようになったのは、その証拠です。
最近、休みの日に家に籠ることもほとんどありません。
逆に家に籠ってるとだめになりそうな感じです。

あ、もう1時か。
そろそろ寝よう。
posted by 14da at 01:03| ☔| Comment(2) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
マジョリティの中に潜むマイノリティのマインドを突き動かす・・・日本人なら誰でもその感覚を待ち望んでるのかもしれないね。

その人とは長い付き合いになるかもね・・・(笑)
Posted by @こめこ at 2008年12月07日 15:58
俺はまぁ、正社員経験がないから、いわゆるサラリーマンの気持ちってなかなかわかんないんですよね。
友人の話を聴いて、自分で解釈するくらいしかできません。
でも、一応給与所得者なのでね、組織に属すという感覚は肌で感じてます。
まして、いまや管理職ですからね。
なのでまぁ、そのマジョリティの気持ちを全く理解できないわけではないですね。
肌で感じている分、強いかもしれません。
妄想だけで書くわけじゃないですからね。

その人にはまだ連絡取ってません(笑)
忙しくて・・・。
ここの更新もこの体たらくですから(笑)
次の休みにでも連絡しようかなぁ。
Posted by 14da at 2008年12月12日 01:29
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